
アイコン・ピクトグラムに関して商用利用ができるサイトを中心に紹介。もともと社内で共有していたサイトに海外サイトなどをプラスして構成した。
サイトの中を見なくても判別しやすいようにデザイナー目線で分類しており、利用頻度の高い順や特徴別としている。
アイコンとピクトグラムはデザイン上は分類されるべきジャンル。しかし、サインを単純化している点が共通しているので、アイコンとピクトグラムをひとつのジャンルとして掲載しても大丈夫だと判断した。
アイコン・ピクトの双方で使えるサイト6選
アイコンやピクトを探している方にもっともおすすめするサイト。バリエーションに関してはサイトでよって異なるが、デザインアイテムを使用する際には比較的利用しやすい点から選んだ。通常の業務でアイコンやピクトを探すならこの6サイトでいい。
icooon-mon

商用利用が可能でPNG形式、JPG形式、SVG形式に対応。カラーピッカーがあり、色も変更できるので使いやすい。PNGサイズは小さいのでサイトでは使えるがそのままでは印刷物は厳しい。印刷物の場合はSVGをイラストレーターで開ければ使える。パスはシンプルなので加工はしやすい。もともと線も太いので作図用や模式図の作成にも利用できる。
ヒューマンピクトグラム2.0

アイコンというよりサイト名のとおりピクトとして使うことが多い。ヒューマンピクトグラム2.0は、非常口のピクトグラムを拡張、ストックしている。ピクトグラムは、WEB制作や会議の資料、企画書などのデザイン素材として無料で利用可能。ただし素材そのものの再配布、販売はNG。Ai、背景透過PNG、JPG形式は個別にダウンロードするか、ドラッグでも使える形式がある。
IFN 無料アイコン

ピクト、アイコンのどちらにも使える素材が豊富。SVG/EPS/PNGのフリー素材。クリックした際に現れるデータはSVGなので、ドラッグすればイラレでそのまま使えるので便利。検索機能もある。
Icon-rainbow

ピクトというよりアイコンに使えそうなデザインが多い。商用利用が可能でPNG形式、JPG形式、SVG形式に対応。トップページから色変更が可能。カラーピッカーがあり、色も変更できるので使いやすい。PNGサイズは小さいのでサイトでは使えるがそのままでは印刷物は厳しい。印刷物の場合はSVGをイラストレーターで開ければ使える。パスはシンプルなので加工はしやすい。
シルエットAC・イラストAC

Ai、背景透過PNG、JPG形式、ESP形式。シルエットAC・イラストAC内でピクトまたはアイコンで検索する。目的合わせたデータのDLが可能。イラストACの場合はセットでダウンロードすると一括でシリーズがダウンロードができるので細かく探さなくていいのでラク。ただし無料会員の場合は、制限がかかるのでワードを絞り込んでから検索するのがおすすめ。有料会員の場合は検索ストレスはない。
ICON BOX

商用フリーのアイコン素材サイト。パスが編集できる商用フリーのアイコン素材集。シンプルな表現で、アイコンとして活用しやすい。PNG、SVGでのダウンローが可能。
デザイン性が高く遊び心のあるサイト6選
アイコンやピクトの要素がありながらもデザインのワンポイントとしても使える作品が多いサイト。デザインテーマによっては、メインに使える場合がある。
シルエットイラスト

データはベクター加工してあるAi、背景透過PNG、高画質JPG形式がまとまってZIPファイルになっていて無料ダウンロードできるので便利。線の太さ細さが調整されているので、表現が豊か。サイトタイトル通りシルエットのイラストに近いけれど、ピクトやアイコンに使えます。細かなピクトといった感じです。
シルエットデザイン

昔からよく使っていたサイト。アイコンやピクトというより、サイト名通りシルエットとして使うことが多い。複雑なシルエットもあるが、単純化したピクトに使えるも少なくない。どちらかといえば、アイコン使いに便利。JPG、PNG、SVGの各データはサイズと色の変更ができる。テーマごとにファイルが整理されているのでバリエーションを確認しやすい。
FLAT ICON DESIGN

JPG、PNG、adobeのillustratorやphotoshopなどで編集可能なベクターデータのAIデータ、EPSデータの他、SVG画像がある。色や背景あり、なし、画像サイズが選べる。DLせずドラッグで画像が取得できるので便利
フリーのアイコンイラスト素材 icon-pit

フリーのアイコン素材を無料ダウンロードできるサイト。 アイコンデータはベクター加工してあるイラストレーターのAi、背景透過PNG形式がまとまってZIPファイルになっており会員登録不要で無料ダウンロードできる。比較的書き込んだ印象があり、線が細く、ボテっとした感じがない。サイトタイトル通り、ピクトというよりアイコン使い。AIデータがあるので好みの色などにすれば、イラスト転用ができそう。
ハンコでアソブ

フリーハンドのようなタッチとかすれ具合が面白いサイト。ハンコでアソブは、フリーの透過PNGハンコ素材サイト。各画像をクリックすると原寸大で使える。リンク、使用報告、クレジット記載不要/商用可。素材画像への直リンク、販売、再配布は禁止。複数のアイコンがひとつのファイルになっているので使用時に加工が必要な場合がある。
▶︎ハンコでアソブ
EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS

日本のイメージをピクト化して配布している。一括ダウンロードとなる。追加(更新)している分はNEWホルダーに入っている。基本的には個人、商用を問わず利用できるが、形状の変更など禁止事項もあるので、データは利用規約をよく読んだ上で使用した方がよい。ダウンロードデータはPNGとSVGの2種類。
▶︎ https://experience-japan.info/
注意・禁止事項にそのまま使えるサイン系のサイト
注意や危険など、文字や装飾が施されているデータがダウンロードできるサイト。そのまま使いたい人にはとても便利なサイト。デザインの一部などには使用が難しいかも。
注意書き・貼り紙の無料ダウンロードサイト

すぐに印刷・拡大・編集可能な「pdf・epsデータ」と文字を記入できる「Word .docデータ(png画像)」がある。pngがあるデータはwordの帯で表現されている。さまざまな素材サイトを運営しており、サイドバーで確認しておきたい。
ピクトグラムBOX.COM

禁止マークなど、カラー着色されているので、着色せずに使用できる。ただし形式はPDFなので、余白切り抜きが必要になる。「ピクトグラム画像はホームページフリー画像素材として利用可能です。」とあるので、それ以外での使用は控えた方が無難。
シリーズで展開されているサイト
ピクトアーツはさまざまなシリーズで展開されている。通常のピクトグラムもあるが、3Dや着色している作品もあるので、工夫次第でアイコンなどにも使用できる。
ピクトアーツ

永久無料で使用できるピクトグラムのイラスト素材。画像加工OK。PNGデータなのでサイト向き。シリーズでさまざまな種類があるのでサイトの下のほうまで見た方がよい。
▶︎ピクトアーツ
ピクトアーツパーソンズ
人物のポーズ・アクションイメージの3Dバージョン。画像加工OK。PNGデータなのでサイト向き
ピクトアーツ ピクトグラム
使いやすい人物クリップアート。ピクトと書いてあるが、結構細かいので、ストーリー仕立ててで使うことが可能。ただしシンプルな表現に限定する場合は、逆に使いにくさを感じるかもしれない。ユニークな表現、動きあるピクトに向いている感じだ。
使いやすい海外のピクト・アイコンサイト
海外のサイトは、ダウンロードの方法が分かりづらかったり、リンク先が不明だったり、広告がでたり使いづらいと感じるのが少なくない。そんな中で、比較的使いやすいサイトを選んだ。海外のサイトはトップ画面がよく変わるケースがあるのでリンクのみにしています。
iconmonstr.com
海外サイトでPNG、SVGの形式でダウンロードが可能。本当にシンプルでデザイン化されているアイコンが多い。サイトの機能紹介に使えそうなアイコンよくみられる。それもそのはずinline、Base64で使用が可能。ブラウザでアドブロックしている場合使えないことがあるので(調査時)、使う場合は解除が必要。
GoogleFont
スマホ対応の埋め込み可能なフォント。WebのタブにしたままでSVGやPNGでもダウンロードできる。
▶︎ GoogleFont
ストリームライン
アイコン、イラスト、エレメントなどの総合サイト。有料版、無料版がある。アイコンを選ぶ際はIconsのタブをクリックすればいい。画像はPNG、SVG、JSX、PDFが選べて色やサイズが変更できる。Freeと表示されているものが無料で使用できる。
▶︎ストリームライン
アイコン8
いろいろなツールが使えるサイト。ピクトやアイコンはテキスト追加、色変更などが可能。ただしダウンロード形式により有料版となる。各種デザインツールへのリンクは覚えておいてもいい。
有料がメインのサイト
商業広告の場合、有料版を使用した方がいいケースもあるのでいくつか紹介する。
PIXTA
無料紹介としている記事だが、デザイナーによっては、有料版で効率的に作業したい方もいるとの判断でPIXTAも取り上げる。会員登録で無料もあるようだが、基本的に有料だと考えた方がいい。セット販売になっているので同じタッチで揃えられる点がおすすめ。予算がかけられる業務なら無料素材で検索するより効率的と考えられる。
アマナイメージ
ストックフォトで知られるアマナイメージを使用する場合はベクター素材を検索するのがピクトやアイコン作成で有効。
Adobeストック
Adobe Stockにも多数のピクト素材がある。体験版で10点までは無料で使えるので、そのサービスを利用するのもいい。