はじめに
この記事には、これから大学に進学する方や現在の大学生がスキルアップのために大学生活を通じてやるべきことの情報を載せています。大学の4年間は長いようで、あっという間に過ぎていきます。後悔しないためにも、ぜひ参考にできる点は取り入れてみてください。
専門分野の知識を磨くスキル
大学生の本文は学業であることを忘れてはなりません。大学ではたくさん授業が受けられる教育機関です。それだけに思考力や専門知識のスキルを飛躍的に高められる場所です。専門分野を研究して卒業論文(あるいはそれに近いレポート)を執筆するまでに、その道の専門家としてのスキルを身につけましょう。
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興味のある分野の研究ができるゼミを選ぶ
大学の三年生になると、より専門的に特定の分野を学ぶゼミがあります。ゼミは自分自身が興味のある分野の研究ができるゼミを選ぶようにしましょう。ただ、研究分野といっても、一つの学問だけでも細かい分類があります。例として、英米文学科を挙げましょう。
英米文学科だけでも、イギリスやアメリカの文学作品、英語圏の言語、映画や劇、日米の文化比較など、研究すべき分野は非常に広いです。
複数の選択肢から興味のある研究分野を選ぶためには、慎重に考える必要があります。
実は私はゼミを選ぶまで、どの分野で学びたいか深く考えていませんでした。これはおすすめしません。なぜなら、どこに行きたいか分からずに悩む羽目になるからです。またゼミを選ぶときに、友達が行くからや比較的楽そうだからという理由で、適当に選ぶかもしれません。
しかし、選んだゼミが興味の薄い分野だったら? ゼミが苦痛になってきます。ではどうすればいいのか。専門科目が始まってからは、専門科目が扱っている分野の理解に努めるだけでなく、自分が興味を持てる対象であるのかなども考えておくといいでしょう。
大学の図書館を活用し、教授にはどんどん質問する
大学では、大学図書館を積極的に活用しましょう。大学生になると、一年生からレポートを書く機会があります。良いレポートを書くためにも蔵書に慣れておく必要があります。大学図書館には、数万から数百万冊もの書籍が所蔵されています。レポートを書く際には、大学図書館を活用しない手はないでしょう。大学図書館を活用すると、ネットの不確かな情報を参照するよりも断然良いレポートを書くことができます。
レポートや卒業論文で行き詰まったり分からないことがあれば、教授に尋ねましょう。大学の教授は、特定の分野を専門的に研究しています。悩んでいるくらいなら、教授に質問をして疑問を解消した方が断然早いからです。そうすることで、授業に関心が持てるだけでなく、授業の内容をより深く理解できるようになります。
レポート以外の活用方法は、興味の赴くままに、という他ありません。理系の方であれば、文系のジャンルを、文系の方であれば、理系のジャンルを挑戦してみるのもありかもしれません。
私個人の話を例にあげますが、大学図書館で一時期だけ洋書を借りて読んでいました。洋書といっても、分厚くていかにもお堅いものではありません。Penguin Readersのように、簡易な英文に書き換えられている作品です。レベル別に分けられているので、自分のレベルにあったものが見つけられます。簡単な英文なので、内容も理解しやすいです。後ほど、資格(TOEIC)や英語の勉強を紹介しますが、それらに活用してください。
資格を習得するスキル
大学以外にも学習の機会を設けるのがおすすめです。生涯を通して学ぶリカレント教育が謳われている昨今、社会人になってから学び続ける土台をつくっておけるからです。そして自分以外の人に持っている力を証明するのが資格です。
語学とマネー関係の資格を取得して社会人スキルを得る
自分の力を客観的に評価してもらえるのが資格です。実際、学びの土台作りといっても、何をするべきか決めるのは難しいと感じるかもしれません。
そんななか資格であれば学ぶ内容が決まっていますし、テキストなども書店で売られています。始めやすく継続がしやすいので、土台作りにうってつけです。どんな資格がよいのか、実例を挙げます。
一つは、TOEICなど語学に関する資格。もう一つは、簿記やFP検定などお金に関する資格。TOEICは学生の受験者が多い傾向にあるので、モチベーションを維持しやすいでしょう。特に友達と一緒に受けて勝負をするなど、何か工夫をすると一層やる気が出ます。
後者は、お金に対する理解を深められます。お金の知識は、社会人にとどまらずアルバイトなどでお金を稼ぐ経験を始める大学生にも必要です。FP資格でお金の計画や使い方を考え、簿記で学んだ決算書の読み方などを株や投資信託などの資産運用に活かすことできます。学生のうちからお金に関して慣れ親しむことが社会に出てゆとりを得るためには大きなアドバンテージになるでしょう。
情報収集と分析のスキル
ネットなどで情報が溢れるなか、何が正しいのか、何が必要なのか、情報収集と分析は人生を左右する活動の1つと言えます。
新聞を読み解き、ニュースの裏側を見抜くスキル
世の中一般を理解するために新聞やニュースに触れることです。世の中で起きている様々なことを知ることで、思考が深くなる・視野が広がるという利点があります。新聞には情報の偏りがなく、一覧性があります。この点からも新聞はニュースを知るのに一番だといえます。
新聞で情報を得る場合、なかなか続かないのが実情です。その場合は、テレビやインターネットでも情報を得ながら、部分的に新聞を読むなどの方法を取ってみるのがいいでしょう。ただ考慮する必要がある点があります。新聞・ニュースはある程度客観性がありますが、人が記事を書いているので発行元によって切り取り方(テーマや物の見方)が違うことです。そのため、一つの情報源だけでなく、複数の情報源でニュースに触れるようにしましょう。そうすることで、いろんな視点が得られて情報の見方が変わると思います。
それでもあなたは、新聞を読むのは面倒だと思うかもかもしれません。実際私も、新聞にはお堅いイメージを持っています。その場合は、日経新聞の私の履歴書や、朝日新聞の天声人語のような社説や、地域の情報だけに絞って絶対に読むと決めるのです。私自身もそのように最低限読む箇所を決めて少しでも目に触れることを実践しています。日々目を通すことが重要です。
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