はじめに
リスキリングは、インプットとアウトプットの繰り返しが大切です。ここでは、リスキリングを日常生活のサイクルに組み込む方法について説明します。
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リスキリングは習慣化することと空き時間を利用すること
リスキリングは習慣化することが大切です。習慣といえば、毎日必ず行う決めごとに思われるかもしれません。朝起きてすぐする、眠る前に1時間はリスキリングの時間を確保するなどです。
確かに習慣化は、日々続けることを理想としますが、決して毎日しなければならないものではありません。
週に1回、2回でも構わないのです。どのようなスパンでもまずは続けること。それによって定着が進むからです。取り組みを面白いと感じるようになれば、いつのまにか毎日の習慣になります。
それでもなかなか時間がとれないと思う人は、空き時間の使用を意識しましょう。移動時間や家事の合間などで、できるだけスマホや本など、手軽にできるツールを活用するのです。
リスキリングしようと思ったら、まずは考えるより動くことが大きなポイントになります。「優秀なビジネスマンが実践している5つのこと」では、行動の重要性をトップ5%のビジネスマンの習慣から説明しています。また、リスキリングの具体的な目標についてはリスキリングでキャリアアップ!目指すべき職種と資格とは?を参考にしてください。
リスキリングを習慣化するために必要な思考方法と脳への報酬
リスキリングの行動を習慣化するには、目的に対して興味を高めることが大事です。それには「なぜ?」「どのようにして?」「だれが?」「いつ?」「なんのために?」を自問するようにしましょう。いわゆる1H5Wを意識することです。
ささいなことでも自分が納得するまで突き詰めるのが理想です。そうすることによって思考方法が変化します。ただし、いつまでも掘り下げると際限のない場合がありますし、なかには答えがないこともあります。
そういうときは調べ終わる時間を決めるのと同時に、次にすべきことを用意しておきます。これは、リスキリングだけでなく、仕事の区切りや遊びの時間などにも使えるライフテクニックです。
習慣化は報酬という形で見えるように、あるいは分かるようにすることも大事です。報酬とは金銭や物などの対価だけとは限りません。
例えば歯磨きなどの習慣は、口の中がさっぱりする、虫歯にならないなどの安心感が報酬です。スリスキリング定着の訓練で大切なのことは脳への報酬です。
本を読んだら、付箋でどこまで読んでいるのかわかるようにする、勉強をしたならカレンダーに勉強時間を入れる、人と会ったら住所録をつくるなど、何かしらの足跡を残します。
後で行動が分かる、進捗が一目でわかる行為は、実は頭の中で報酬に代えられているのです。そうした積み重ねが習慣を根付かせます。
リスキリングは目標を持つことが大切
リスキリングは、何らかの知識、技術が特定のところで到達すると自覚できますし、周囲もそれを認めてくれるようになります。そのために必要なのが目標です。
何となく続けるのも、それはそれで構いませんが、目標を持つとやるべきことが明確になりますし、どれくらい学んだり、経験したりすればいいのかが見えてきます。
そうするとスケジュールが立てやすくなり、到達度もわかります。まずは目標を定めるようにしましょう。