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ドリブンの本当の意味とは?起点だけでは間違い

ドリブンとは
ドリブンとは成功をめざす起点のことだ。
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ドリブンとは

ドリブン(driven)とはdriveの過去分詞で、日本語の意味としては「突き動かされた、身を委ねた」「運ばれた、吹き寄せられた」「やる気満々の、モチベーションの高い、意欲的な、目標に向かって突き進む」と大きく3つの意味がある。

ビジネス用語のドリブンとしては「突き動かされた」から「〜を起点にした」「〜をもとにした」とソフトに解釈されることが多い。確かにそれでも日本語英語としては通用するだろう。

しかし、オックスフォードラーニング辞書には「driven」に関して次のような記述がある(形容詞)

(of a person) determined to succeed, and working very hard to do so
成功することを決意し、そのために懸命に努力する

(in compounds) influenced or caused by a particular thing
特定のものによって影響を受ける、または引き起こされる

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ドリブンには重要な意味が内包されている

日本語のビジネスドリブンを説明するサイトでは、主に「〜によるビジネス」としているところがほとんどだ。

本来なら「〜によるビジネス」以上に重要なニュアンスは「成功するために努力する」にある。

この意味を把握せずに、単純に指向性だけをとらえるとうまくいかない。ドリブンという言葉が入ることで、全集中、全方位転換するくらいの覚悟が必要なのだ。ビジネスにおけるドリブンとは、強いインパクト「宣言」が入っているといえよう。

英語を母国語として活動している人のdrivenと日本語でドリブンを考えている人は、根本的にマインドに大きなズレが考えられる。例えば、以下のような違いが生まれる

データドリブン思考 VS Data driven思考

データドリブン(日本人)
▶︎データや情報をもとに活動する

Data driven(英語が母国語)
▷データや情報をもとに絶対に成功する(努力する)

カスタマードリブン思考 VS Customer driven思考

カスタマードリブン(日本人)
▶︎顧客志向の経営(マーケティング)を行う

Customer driven(英語が母国語)
▷顧客が自社を選ぶためにありとあらゆる方策を駆使する

プロダクトドリブン思考 VS Product driven思考

プロダクトドリブン(日本人)
▶︎優れた製品づくりにつとめる

Product driven
▷製品によってブルーオーシャンを創り利益をもたらす

英語には、さまざまなニュアンスが複合的に作用することが少なくない。日本の言葉は端的な意味を表現するが、外国語は必ずしもそうではない。複合的な意味を考えて言葉を利用する必要がある。

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カスタマードリブンで重要なファクターとは

例えば、カスタマードリブンでは、競合に勝つためにありとあらゆるカスタマーエクスペリエンスを提供することが重要になる。

顧客との関係を強固にする
顧客からの良い声、悪い声の両方を吸い上げて情報を共有し、具体的な対策を構築する。

従業員のモチベーションを高める
顧客に最高のサービスを提供するために従業員と顧客のエンゲージが円滑(最高)に行われるようにする。

プロセスは再構築することが前提
顧客は変化することが前提であるので、成功したプロセスのみに固執するのではなく改善を受け入れる企業文化を醸成する。

測定基準を設ける
ビジネスには成功を測る指標が不可欠であり、複数の指標を設けて測定することが重要だ。

責任の共有と共通の目標
参画と関与は、企業文化を構築し、強固なものにする。全従業員が同じ目標に向けて、意欲的に働くためには、必要な行動を取る権限を与えられなければならない。権限は責任を伴う。

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