はじめに【仕事を楽しむ秘訣は10のキーワードにある】
仕事を楽しくするコツを10のキーワードで解説します。実は、仕事が楽しめないことは、あなたが変化するためのサインでもあるのです。仕事には、続けるべきときと変化すべきときがあります。それを日常で感じるキーワードで対処しましょう。
社会人の多くは、リタイアするまで多くの時間を仕事に費やします。それだけに仕事を楽しむとは、人生そのものを楽しむといえます。
しかし、日曜日の夜が憂鬱、金曜日の仕事終わりに開放感を感じるなど、仕事を楽しいと感じない人がいます。むしろ、仕事を楽しんでない人の方が多いかもしれません。この記事を読んで仕事を楽しめる人になりましょう。
実は、仕事上で感じるキーワードは、継続と変化のサインでもあるのです。
仕事を楽しむためのポジティブな5つのキーワード
KEY WORD 継続・・・飽きずに「継続」できること
うまくできることや、なんなくできてしまう得意なこと、やっていて苦にならないことは、その人の長所と結びついている場合があります。
手先が器用、音感が優れている、味覚が優れている、走るのが早いなど、身体的な特長の場合もあるでしょうし、物事に動じない、繊細、人への配慮ができるなど、精神的な特徴の場合もあります。
続けることがあなたの長所になる
仕事選びは、好き嫌いを基準にすることがあります。しかし、いくら好きでもいつまでも続けられるとは限りません。好きだったのに興味がなくなることはよくあることです。
実は、好きよりやっていて苦にならない、ということがあなたを飛躍させるカギになります。1万時間の法則というのをご存知ですか?
何かのプロになるには、1万時間が必要だとする考えです。実際に1万時間を費やさずとも、続けることで徐々にあなたは変わります。
KEY WORD 挑戦・・・新しいことに「挑戦」する
小学生の6年間はとても長く感じたと思いませんか? 子供の頃と今を比べると時間の長さに違いを感じます。多くの人は歳をとればとるほど時間の速度を早く感じます。
これは、子供の頃の方が新しいことを体験する機会が多いためです。今まで経験していないことに挑戦することは、新しい自分を発見することでもあるのです。
挑戦には工夫と発見がある
何事も続けているとそこに創意や工夫が生まれます。工夫することで発見があり、新たな創意が生まれ、また工夫します。
その繰り返しによって、人は自分がすべきこと、とその意味を見出します。意味とは人々の共感です。それを得ることで、自分と他者のつながりを理解し、社会に貢献できるようになります。
社会に貢献することがやがて楽しみに変わります。
ゴールを決めて挑戦する
何か新しいことを始める際に、なんとなく手をつけるのではなく、ゴールを設定します。その軸は、結果に限りません。サラリーマンがキャリアップするために資格を取得するというのがあります。
このゴールは資格取得と考えがちですが、それをゴールにする必要はありません。例えば、1日1時間の勉強を1年間続けるなど、ほぼ間違いなく達成できる行動を基準にします。
挑戦する対象は新しいことでも、まずは必ず達成できることを目標にするのです。
例えば、新規顧客を10件獲得するという目標があれば、そのために週に3つはプレゼンの資料を作成するという小目標を打ち立てるのです。このとき設定するのは、多少無理しても必ず達成できることに限定します。
繰り返すことでいつのまにかゴールを超える
小さなゴールを決めて、日々それを繰り返すことで、全く違ったゴールに辿り着くことがあります。当初、思い描いたものではないかもしれません。
しかし、それこそがあなたが得るべきことなのです。何かの資格取得をして始めたことであっても、その資格を取得すると同時に別の何かを得ることができます。
集中する楽しさ、本の読み方、話の聞き方など、実は、その方が後々の人生に役立つことが多いのです。
KEY WORD夢中・・・時間を忘れるほど「夢中」になる
ゲームをしている時や漫画や小説などの本を読んでいる時、夢中になって時間が経つのを忘れることがあります。
その世界に入りきり、他のことを忘れてしまう時間です。楽しいと意識しなくてもあっという間に時が経ちます。
スキマ時間を拡大する
時間を自分でつくるという言い方があります。一番多いのは電車などでの移動時間です。何かに夢中になっているときは、数分でもそのために使いたいと感じることがあります。
自分の生活の中で、習慣的に無為に過ごしている時間を見直し、その時間をどのように使えるのか考えます。
KEY WORD 没頭・・・他のものが目に入らないほど「没頭」する
一つの事に熱中して他を顧みないことを没頭といいます。夢中とほぼ同じ意味ですが、周りが見えないほど、究極に集中している状態です。他のこと気にせず、何かに打ち込む時間です。
新しい習慣を身につける
玄関の掃き掃除をする、デスク周りを片付ける、盛り塩をするなど、新しい習慣を身につけます。それを行なった後、次にすることを決めておきます。
何かに没頭するためのスイッチです。昔は食後のタバコ、コーヒーなどがそうで、気分を転換するクセとも言えます。
KEY WORD 感謝・・・人から「感謝」される
人からいい評価を受けると心は心地よく感じるものです。他者から承認されることで、自分の存在感に意義を感じるからです。
褒められたり、賞賛されたり、さまざまな承認があります。その中でも感謝という承認は、他者と自己の双方をつなぐ感情なので、心理学的にも人にいい影響があります。
ありがとうを態度で表す
他者に対して、ありがとうという言葉を積極的に使い、それを表現すると、不思議なことに、他者からありがとうと言われることが多くなります。
何気ないこと、普段見過ごしているけど、自分のためになっていることに感謝の気持ちを向けてください。
KEY WORD 退屈・・・会議が「退屈」だ
退屈とは、自分にとって意味を感じない時間です。することがなくて退屈ともいいますね。時間の経つのがとても遅く感じます。退屈な会議、退屈な作業など、時間ではなく、行為そのものを指す場合があります。
やり方を変えなければならない
もし、あなたが会社の会議を退屈だと考えているならば、そのやり方を変える方法を考える必要があります。退屈、無用なことは、多くの人が感じることだからです。
たんに「退屈だ」と声を上げるのではありません。なぜ、退屈なのか、どうすれば、退屈でなくなるのか、それを考えた上で行動します。
KYE WORD矛盾・・・上司の「矛盾」した態度
上司や取引先、顧客の態度を矛盾していると感じて嫌な気持ちになったことはないでしょうか。矛盾とは、自分から見た対応と考えてください。
自分からみて、あるべき姿の反対と言えるかもしれません。例えば相手に対して「何度説明しても理解してくれない」場合。私なら理解できるのに、あなたが理解できないなんて(自分の考えと矛盾している)というイメージです。
矛盾には寛容であること
あなたが矛盾していると感じることは、実は相手も気づいています。しかし、多くの人は過ちを認める能力が欠けています。自分自分で過ちを認めるということも能力のひとつなのです。
一方で、物事が変化することで矛盾しなければならないことが発生します。それに対応することは順応力です。
たんに過ちを認める能力が欠けているのか、順応力によるものなのか、いずれの場合も寛容な態度で受け入れます。それは、ブレない自分を育てることにもなります。
KYE WORD 無理・・・「無理」なスケジュールで仕事を進める
無理とは道理に合わないこと、できないこと、でたらめなことを無理といいます。無理と思うことは否定的であり、その場から動きようがない状態や感情を生み出します。理不尽と感じることも無理が原因となっています。
予測を立てる
どのような計画でも遅延や修正はあります。それに備えた準備や心構えを持つクセをつけます。大きなプロジェクトだけではありません。
日常の些細なことも考えるクセをつけます。「今日のスケジュールはびっちりつまっているけど、取引先から急な要請が入ったら、こうしよう」などです。
KYE WORD 苦痛・・・それを行うのは「苦痛」を感じる
苦痛とは、精神的、肉体的の両方です。単調な仕事で苦痛を感じる。残業が多いブラックな企業で働いているので毎日が苦痛だ、などです。
やめてしまうことも大切
苦痛を感じるということは、黄色信号と同じです。苦痛であるのに続けていると精神、体調を崩す恐れがあります。
目標を決める方法で小さいゴールをいくつも作って対応することもできるでしょうが、苦痛が意識できない事態になる場合もあります。やめることもときには必要なのです。
KYE WORD 断念・・・売上が悪くプロジェクトを「断念」する
自分が続けたいのに途中でやめざるえないことを断念といいます。また、やりたいことができないなど、手をつけることができない状況も含めます。
プロセスも結果もひとつではない
やめることやできないことは、結果と言い切れるものではありません。多くの事象はプロセスから学ぶことが多いからです。
一方で、失敗する、できないの多くは、プロセスを目標にしているケースが少なくありません。例えば、人生を豊かにしたいという目標のために、お金を稼ぐというプロセスを重視してしまうケースがそれです。
プロセスによって結果が変わるのは当然のことです。また、環境や状況の変化でプロセスを変更することもあります。
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仕事を楽しむとはポジティブワードとネガティブワードの二つが必要
まとめ・・・ポジティは続けるサイン、ネガティブは変化のサイン
ポジティブワードとネガティブワードのふたつを紹介しました。仕事をする上で、ポジティブワードを感じるときは、その流れのままに行動し、ネガティブワードを感じるときは、変化のときだと捉えて行動や思考を転換します。
ずれの場合も、それはチャンスにつながっています。流れのなかにいるのか、立ち止まるときなのか、大きな視点を持って仕事にのぞむと、全体が見えて、楽しみが深まります。
もし、ネガティブワードを感じて、なおかつチャンスに転換できないようなら、それこそ転職のチャンスです。その重要な機会を見逃さず生かすことが人生全体の転機となるはずです。
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