はじめに
本記事では、登録販売者の資格を活かして副業をする方法を紹介します。
ではどんな副業があるのか、さっそく見ていきましょう。
登録販売者の資格を活かして副業する方法は、大きく2種類
登録販売者の資格を活かせる副業には、2つの方法があります。
まずは、アルバイトやパート、委託契約として、本業以外の小売店などで働く方法です。
もうひとつが、登録販売者の経験やスキルを活用した在宅ワークです。
アルバイトやパートで働く
本業の勤務先とは別の会社で、アルバイトやパート、委託契約として働くことは、登録販売者の資格を活かした最も簡単な副業方法といえます。職場は違っても、普段慣れ親しんでいる業務と共通することが多いので、初めての副業でも安心して取り組むことができます。
また、売場づくりなど、本業の職場に活かせるヒントを得られるところもメリットですね。
在宅ワークで働く
在宅ワークの王道といえる「Webライティング」。そこでも医薬品関連の記事や資格取得関連の記事で、登録販売者に高い需要があります。
Webライティングの仕事は、 クラウドソーシング「ランサーズ」 、クラウドワークス やBizseek に代表されるクラウドソーシングサービスで受けることができます。
また、スキルのフリマココナラ というクラウドソーシングサービスでは、市販薬の相談対応や試験勉強のアドバイス、健康情報の提供といったサービスを出品している登録販売者の方もいます。
実際の仕事を事例で紹介
では、さっそく登録販売者の資格を活かせる副業にどんなものがあるのか、実際の事例を見ていきましょう。(情報は2021年5月時点のものです)
indeed(インディード)とタウンワークから事例紹介
indeedやタウンワークでは、アルバイトやパート、もしくは業務委託という形での求人が中心となります。じっくりと腰を据えて副業をしたいという方におすすめです。
ドラッグストア(店舗型)スタッフ
- 業務内容:登録販売者業務(管理者)
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 勤務時間・曜日:応相談
- 報酬:時給1,290円〜2,259円(能力・経験に応じて変動)
ドラッグストア(テナント型)スタッフ
- 業務内容:登録販売者業務
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 勤務時間・曜日:週3日〜、1日4時間〜
- 報酬:時給1,100円
家電量販店ドラッグコーナースタッフ
- 業務内容:登録販売者業務
- 雇用形態:アルバイト・パート
- 勤務時間・曜日:週2日〜、1日3時間〜
- 報酬:時給1,200円〜
クラウドワークス・ランサーズから事例紹介
クラウドワークスやランサーズではアルバイトのような継続雇用ではなく、案件ごとに仕事を受けるものが中心です。自分のペースで仕事をしたい方や、いろんな案件を経験したい方におすすめです。
Webライティング
- 仕事内容:医薬品関連の記事作成
- 報酬:1記事(1,000文字)あたり1,000円
Webライティング
- 仕事内容:ドラッグストア勤務時の体験談
- 報酬:1記事(500文字)あたり500円
副業やフリーランスで仕事を探すなら→ クラウドソーシング「ランサーズ」 、クラウドワークス 、Bizseek への登録は必須
ココナラから事例紹介
ココナラでは提供するサービスを自分で考え、出品し、購入者と直接やりとりします。購入者が現れなければ仕事が発生しないので稼げる額は自分次第といえますが、自分らしく副業を楽しみたいという方にはぴったりです。
健康情報の提供
- 出品内容:健康維持や自己管理のサポート
- 出品金額:相談1件あたり2,000円
市販薬の相談対応
- 出品内容:市販薬に関するお悩みへの回答
- 出品金額:相談1件あたり500円
資格勉強のサポート
- 出品内容:登録販売者資格試験の勉強サポート
- 出品金額:3日間のサポートで1,500円
スキルを出品するならココナラ→無料会員登録してサービス内容を見る
登録販売者が副業で本格的に稼ぐための方法
ここまでに紹介した登録販売者の資格を活かせる副業を見て、報酬面で不満を感じている人もいるかもしれません。例えば、Webライティングの1文字1円という単価は、もっとガッツリと副業で稼ぎたいと思っている方にとって物足りないでしょう。
本格的に稼げるようになるには、他の登録販売者にはない強みを持つようにしましょう。つまり、差別化を図るというわけです。
それには2つの方法があります。
スキルを増やして活躍の幅を広げる
登録販売者の資格の他に、さらにスキルを増やせば、活躍の幅も広がります。
このとき、漢方薬や美容、サプリメント、ダイエット、健康術、ファッション、介護、食事など、登録販売者から枝分かれする形で専門知識やノウハウを身につけるのがおすすめです。
ランサーズで活動するとある登録販売者の方は、健康・美容ライターとしてスキルを発揮し、報酬10万円の案件を受注しています。
自分の得意分野を伸ばす
自分の好きなことや経験したことをもとに、他の登録販売者との差別化を図ります。
例えば、普段の登録販売者業務の中で「接客が好き」という人は、「接客術に自信あり」という強みを持つことができます。売場づくりやPOPづくりが得意な人は、店舗レイアウトやデザイン方面でも才能を発揮できるでしょう。
また、育児経験がある方なら、子育て中のママさん向けに「注意すべき市販薬」などの情報発信をすると喜ばれると思います。
新たなスキルを身につける時間がない方は、このように自分の得意分野から差別化を図ることがおすすめです。
おわりに
登録販売者の資格を活かして副業をする方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
セルフメディケーションの推進により、登録販売者のニーズは社会的に高まると予想される中、将来的にはかかりつけ医のように、かかりつけ登録販売者を持つことが当たり前になるかもしれません。そうなれば、登録販売者の働き方は、さらにフレキシブルになると予想されます。そんな時代の到来を見すえて、今から副業で新しい働き方を模索してみてはいかがでしょうか。
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