はじめに
本記事では、バスる記事やネタ切れの際に使えるキーワードツールを調査目的別に分類して紹介します。ブログやオウンドメディアのコンテンツ制作者の方向けにおすすめの記事です。
さまざまな種類があるキーワードツールから、コンテンツ制作者が悩みがちな記事のテーマ探しに関わる4つのニーズに沿っておすすめを紹介します。
ブログやオウンドメディアの検索順位を上げるには、検索されやすいワードをタイトルや本文などに盛り込むことがとても重要です。そのキーワード選定に役立つのが、キーワードツールです。
キーワードツールには有料のものから無料のものまでさまざまな種類があります。また、機能面でもそれぞれに特徴があります。そのため、「どのツールを使えばいいのかわからない」、「なんとなく有名なツールを使っている」というコンテンツ制作者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- 検索順位が上がる注目キーワードが知りたい!
- キーワード選びのヒントが欲しい!
- 人気のないコンテンツの検索順位を上げたい!
- キーワード選定にかかる時間を短縮させたい!
という、コンテンツ制作者が持ちがちな4つのニーズに沿って、おすすめのキーワードツールを紹介します。ぜひ自分に合ったキーワードツールを見つけてください。
とにかくバズりたい!注目キーワードが見つかるツール4選
とにかく注目されるコンテンツをつくりたいなら、時代のビッグウェーブに乗ることが大事。今この瞬間、世界で何がヒットしているのか、トレンドのキーワードをツールで見極めます。
Googleトレンド
Googleトレンドは、「トレンド」と付く名前の通り、キーワードからトレンドの推移を調査できるツールです。急上昇中のキーワードをリアルタイムで確認できたり、カテゴリや地域を指定して条件別に話題のキーワードを抽出することも可能。過去の情報を閲覧できるのも特徴で、トレンドキーワードのランキングをさかのぼって確認したり、キーワードのランキング順位が一年を通してどのように推移したかなどをチェックできます。
Googleアカウントがあれば、無料で利用できます。
aramakijake.jp
aramakijake.jpは、キーワードの検索数を予測してくれる無料のキーワードツールです。運営元はSEO対策サービスを提供する株式会社ディーボ。
使用したいキーワードを入力してチェックをクリックするだけで、月間推定検索数と、表示順位ごとの月間検索アクセス予測数を提示してくれます。また、無料かつアカウント登録も不要と、手軽に使用できるのも魅力です。
Googleトレンドが「過去と現在」の情報を見せてくれるのに対し、aramakijakeは「未来」を教えてくれることが特徴です。
SEO研究所サクラサクラボSEOツール
SEO研究所サクラサクラボSEOツールは、キーワードでは、キーワード調査、共起語、関連語などが無料で調査できるサイト。それだけではなく上位サイト分析もできてしまう。上位サイトの本文文字数や見出しなどがCSVで出力できるので記事の構成などにも役立ちます。
分析に時間がかかる場合もありますが、結果が出ればメールで知らせてくれるのも助かります。
SNSやECサイトの検索フォーム
twitterやYouTube、InstagramといったSNSやAmazon、楽天市場などのECサイトの検索フォームは、一つの単語を入力すると関連するキーワードが出てきます。これはGoogleのサジェストと同じで、ユーザがよく検索するキーワード。どんなワードが複合的に検索されているのかを把握するときに、大いに参考になります。
twitterのトレンド検索や、YouTubeの急上昇ランキング、Amazonのトレンド分析では、その時々で注目されているものを、より直接的に把握できます。SNSという特性上、それらの情報が古くなるのもあっという間ですが、バズる法則を掴むには役立つかもしれません。
ネタ切れおさらば!キーワード選びのヒントが得られるツール6選
コンテンツをつくるたびに、キーワードを選ぶのは大変です。毎日だとネタも切れてしまいます。そういうときは、関連キーワードをじゃんじゃか提案してくれるキーワードツールを活用しましょう。
基本的にどのキーワードツールでも、関連キーワードを提示する機能を備えています。ここでは、特に関連語に強いツールを紹介します。
ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))
ラッコキーワードは、指定したキーワードの関連語(ロングテールキーワード)を調査できるキーワードツールです。運営はwebサービス企業のラッコ株式会社。利用は無料です。
その特徴は、なんといっても検索の網羅性です。GoogleやGoogle動画・画像、Googleショッピング、Bing、YouTube、Amazon、楽天市場のサジェストから検索できるのは序の口。Yahoo!知恵袋や教えて!gooというQ&Aサイトや、ニュースからも、指定キーワードを含んだ情報を抽出できます。共起語や周辺語・連想語、類語・同義語を見ることも可能。あっちこっちのサイトに飛ばなくても、ラッコキーワードだけで望みのキーワード見つけることができます。
KOUHO
KOUHOは、指定したキーワードから関連語を調査できるツールです。運営は、web制作やITコンサルタントを行うアイスタイル株式会社。利用は無料です。
GoogleやBing、Amazon、楽天のサジェストや、twitter共起語から関連キーワードを抽出できます。特徴として挙げられるのは、「シンプル・イズ・ベスト」。キーワードツールにありがちな、モニター一面を情報で埋め尽くされるということもなく、非常に見やすく、使いやすいユーザインターフェースです。サイトの挙動がサクサクで、ストレスなく検索できるのもポイントです。
Keyword Tool
Keyword Toolは、キーワード抽出量に優れたサジェストキーワード取得ツールです。海外製のツールですが、検索窓にキーワードを入力し、言語を日本語またはJapaneseを選択して虫眼鏡アイコンをクリックするだけなので、操作に困ることはないでしょう。
調査対象になるのは、GoogleやBing、YouTubeにamazon、Instagram、twitterといったメジャーどころに加え、eBayやPlay Storeという(日本では)マイナーなwebサイトも含まれます。そのため、ニッチな関連キーワードを知ることが可能です。
基本利用は無料です。有料プランに入ると、競合サイトのキーワード抽出機能や検索ボリューム調査機能が利用可能になります。
keysearch Beta
keysearch Betaは、ロングテールキーワードを検索できるツールです。世界主要国のGoogleサジェストを自動で取得し、キーワードを抽出します。
一番の特徴は、検索結果がマインドマップのように表示される点です。
キーワードを眺めながら頭の中が整理できそうですよね。そのため、コンテンツの企画・構想の段階で使用するのがおすすめです。利用は無料です。
Soovle
Soovle(スーブル)は、検索エンジンのサジェストに特化したキーワードツールです。検索窓にキーワードを入力すると、GoogleやYahoo!、Bing、amazon、YouTube、ウィキペディアといった検索エンジンのサジェストキーワードを閲覧できます。
「とにかく主要検索エンジンのサジェストが知りたい!」というときに便利なツールです。利用は無料です。
日本語シソーラス連想類語辞典
日本語シソーラス連想類語辞典は、無料のオンライン辞典です。指定の語句から連想される言葉を表示してくれます。キーワードを別の言葉に置き換えたいときに役立ちます。
例えば「副業」というキーワードで行き詰まったときは、連想類語辞典を参考に、「内職」、「ダブルワーク」、「サイドビジネス」などの単語に置き換えます。
コンテンツの原稿作成時にも役立つので、ぜひブックマークしておきたいツールです。
不人気コンテンツをキラーコンテンツに!コンテンツ見直しに最適なツール7選
人気のないコンテンツでも少しの工夫で検索順位を上げることができます。その工夫とは、キーワードの見直しです。例えば、いくら検索ボリュームの多いキーワードでも、他に多数のサイトが使用していれば必然的に検索順位は上がりにくくなります。そのようなSEO難易度の高いキーワードを避けることは、検索順位を上げる方法のひとつです。
また、共起語をコンテンツ内の文章に含ませることも方法です。共起語とは、そのキーワードとセットで頻繁に登場する単語のこと。「副業」というキーワードなら、「おすすめ」「サラリーマン」「稼げる」などが共起語といえます。このような共起語を適切に文章に盛り込むことで、検索されやすくなります。
検索順位チェッカー
キーワードの順位がサイトごとにチェックできるツールです。キーワードは5セットまで確認できます。トップページの対策キーワードをはじめ、各ページごとでも可能です。対応はGoogle、Yahoo、Bing、スマホ版についてついて、入力されたキーワードで検索したときの対象URLの順位を取得します。ただし、順位が低いと表示されません。
TACT SEO
キーワードツールというより、総合的に分析できるツールです。無料プランと有料プランがあります。
無料プランは回数制限があるものの検索ニーズ調査、タイトル見出し構造調査、文字数調査など、多彩な調査が可能です。
大規模サイトなら有料プラン、キーワードがひとつ、ないしふたつの小規模サイトなら無料プランでも使えます。
SEOキーワード難易度チェックツール
rishirikonbu.jpはSEO難易度をチェックできるキーワードツールです。関連語や候補キーワード、検索数予測も確認できます。運営元はSEO対策サービスを提供する株式会社ディーボ。
aramakijakeと同じ会社が運営するだけあって、無料かつアカウント登録も不要と、手軽に使用できるのが魅力です。
なお、aramakijakeでも「競合検索数予測ツール」という、SEO難易度の把握に役立つ調査ができます。ただ、aramakijakeの場合は、「検索数」という数値で表示されるのに対し、
rishirikonbuでは最大値100の「スコア」で表示してくれます。
実数で示されるよりスコア化されていたほうが、直感的に理解しやすいですね。
SEOキーワード難易度チェックツール
SEOキーワード難易度チェックツールは、その名の通り、SEOキーワード難易度を調査できるツールです。運営するのはaramakijakeとrishirikonbuでおなじみの株式会社ディーボ。利用は無料です。
SEOキーワード難易度のほか、指定キーワードの月間検索予測数や月間アクセス予測数を関連する候補キーワードと共に表示してくれます。
rishirikonbu(SEO難易度のスコア)とaramakijake(検索数)をセットにしたイメージといえます。
Googleキーワードプランナー
キーワード選定で多くの人が利用するGoogleキーワードプランナーでも、SEOキーワード難易度を調査できます。Googleキーワードプランナー内では難易度は「競合率」とされ、「中程度」、「低い」などというように表現されます。
利用は、Googleのアカウントを所持していれば無料です。ただし、Google広告を実際に広告費をかけて利用していないユーザは、大まかなデータしか閲覧できません。それでも、関連キーワードや指定キーワードの月間検索数、入札単価などを調査できる有能ぶりは、さすがGoogleといえます。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、海外製のSEOツールです。Googleキーワードプランナーのシステムを元に設計されたツールで、Google検索にもとづいた統計データなど、SEO関連情報を入手できます。指定したキーワードのSEO難易度や流入見込み、SNSシェアなども簡単に調査できます。また、ロングテールキーワードを一覧表示してくれるのも特徴です。
機能的にはGoogleキーワードプランナーと同等かそれ以上とされています。利用にあたってアカウント登録が不要なぶん、利用ハードルはUbersuggestのほうが低そうです。
時代はAI・全自動!キーワード選定の時間を縮めるツール3選
「キーワード選定に時間をかけたくない」というコンテンツ制作者には、キーワード選びを自動で行ってくれるツールがおすすめ。有料のツールが中心ですが、中には目次までAIが自動で作成してくれる優れものまであります。
KEYWORD FINDER
KEYWORD FINDERは指定したキーワードとサイト情報をもとに、おすすめのキーワードと月間検索数、SEO難易度、関連度を自動で取得してくれるツールです。取得キーワードをカテゴリごとに自動で分類してくれたり、流入キーワードの確認や競合との比較、上位表示されているページのコンテンツ分析機能など、コンテンツ制作者にとってありがたい機能が網羅されています。
使用料金はスタンダードで月額5万円、プロフェッショナルで月額10万円、エンタープライズで月額20万円です。7日間の無料体験も用意されています。
MIERUCA
MIERUCAはSEOの課題やコンテンツ制作における施策を提案してくれるSEOツールです。自サイトの内部最適化や内部対策、コンテンツ作成のサポートのほか、ページタイトル改善によるクリック率向上も支援します。さらに、それらの施策を、重要度の高いものから順に提案してくれます。
キーワード関連の機能に関しても、新規トピック・キーワード発掘に活用できる競合流入キーワード調査機能やキーワードマッピングなど充実しています。
使用料金は、月額15万円と20万円のプランのほか、サイト規模に応じた個別見積もりプランがあります。また、無料お試し・デモも用意されています。
AI SEO ライターツール
AI SEO ライターツールは、指定したキーワードをもとに、コンテンツのアウトライン(目次)を自動生成してくれるツールです。AIの力で、コンテンツ制作業務の効率を改善します。
このツールの特徴は、なんといってもコンテンツ制作業務の大幅な省人化です。コンテンツ制作業務における「競合調査・分析」「検索ユーザの潜在ニーズの類推」、「アウトライン作成」を自動で行ってくれます。しかも、アウトラインの各章ごとに、書くべき記事の内容までを箇条書きで提案してくれます。
使用料金は月額0円のフリープラン、月額9,800円のエディタツールプラン、月額3万9,800円の共用サーバープラン、月額10万円の専用サーバープランの4種類。プランごとに利用できる機能が異なり、AIによる目次提案機能は共用サーバープランと専用サーバープランのみになります。
まとめ
コンテンツ制作者のニーズごとに、おすすめのキーワードツールを紹介しました。
無料・有料のキーワードツールは、ここで紹介したものの他にもたくさんあります。自分が気に入ったツールを見つけるのも良いですが、この記事を参考に、用途や目的に応じて賢く使い分けてみませんか?
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