計算力とは
「計算に強い」ということは、数字の意味が分かり、数字を使ってものを考えられる人を指します。「ビジネスで差がつく計算力」といわれる言葉には、ビジネスには計算の速さ、正確さとその利用法が求められているからです。
「その計算、間違っていますよ」と瞬時に指摘するビジネスパーソンがいます。「あいつは数字に強い」と一目置かれる社会人になるために計算力は大変に重要です。
数字に強いという印象は、同僚に差をつけ、上司から一目置かれ、営業先では信頼されます。「数字に強い」はビジネスの基礎力です。誰でも身に着けられる計算力は社会で評価を上げる切り札です。
計算力を養うには
もともと数字に強い人は、数字に関するセンスが備わっているといわれます。でもセンスに自信のない人はどうすればいいの?
安心してください。大丈夫です。計算力も他のスキルと同じで習慣づけると、自然と備わることができます。計算力はビジネスはもちろんプライベートでもぜひとも高めたいスキルです。
そこで計算力を身に着ける習慣をいくつか実践してみましょう。
上司から受けた仕事がどのくらい進んでいるかと聞かれた場合、「まあまあ進んでいます」と答える人と、「大体6割ほど完了しています。
「特に問題はありません」と答える人がいた場合、上司にとって安心して仕事を任せられるのは、後者の言葉です。
このように数字を会話の中に入れることによって、脳が「言語を数字化する」という習慣が身につきます。
この習慣が身に付くと、相手との会話に数字を入れる意識が高まります。手元にあるデータの中から、どの数字をピックアップすればいいかを考えると効果的に会話が進んでいきます。
計算力のメリットと社会への役立て方
数字に強いという評判があるだけで、回ってくる仕事の量や期待度が変わってきます。周囲の仲間に一歩リードをつけられます。
小売業ではレジの操作をすることがあり、その際には代金の計算ができなければなりません。
ほとんどの計算はシステムが代わりにやるとはいえ、小銭や商品券、カードなどで支払いを受けた場合は、代金を計算するための基本的な計算力が必要になります。
おわりに
ビジネスの場面では、ほとんどの業務は一定の期間内に終わらせなければ成果を得られません。あるビジネスマンが担当したプロジェクトで、期日を決めてクライアントと合意した場合、スケジュールを管理する日数、時間数の計算が必要になります。
時間を配分し、期日までにプロジェクトのすべてを完了させることができます。これも計算能力のひとつです。
仕事に役に立つ計算力とは、売り上げや日頃の数字の計算だけではありません。論理的思考と結びついているのです。
さまざまなビジネスシーンで計算力は応用的に使うことができます。何事も数値化して考える習慣を身につけると、自然と計算力は向上することでしょう。
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