休憩力とは
仕事で上司や部下が、サボっている、そんな現場を目撃したことがあるだろうか?
あるいは、あなた自身が実際に仕事をサボることはあるだろうか?
ひょっとするとそれは、サボりではなく、仕事の生産性を上げるために必要な、休憩力を知らず知らずに駆使しているのかも知れない。
まさにそれが休憩力なのだ。休憩力は、次の仕事に勢いをつけるためのバネのようなものだ。あるいは輪ゴムのようなものだといえる。逆に引っ張れば、引っ張るほど、反対側に飛び出す。
休憩によって仕事の勢いを増すこと。それが休憩力のスゴイところだ
自分の集中できる時間を知ろう
大人の集中力の平均が、約50分であることは、よく知られている。しかし、実際にはどうだろう。50分以内でも集中力が続かないときは続かない。
気分が乗ってきたときは、いつまでも作業を続けられそう!と思うことはある。それは人によって、状況によっても様々だ
基本的に日本では8時間労働の際に、昼休みなど1時間程度一気に休みを取る日々を送っている。人によっては、それだけで気分転換にはならないだろう。
また実際の所、せっかく作業が軌道にのってきた時に昼休み、なんてことも珍しくない。
一緒に働く人たちのそれぞれの休み時間の兼ね合いもある。ご存知だろうか? 実際、仕事を制するのは、うまく休憩時間をコントロールできる、休憩力を持つ人なのだ。
自分の時間を休憩力でカスタマイズする
もしあなたが、仕事がうまくいかない、いつも出遅れる、なぜか思うように仕事がはかどらないなら、休憩力が足りないかも知れない。
時間に几帳面で、真面目な人ほど自分主体で物を考えずに、休憩をコントロールできていない可能性がある。
同調が大好きな人は、休みも何もかも「なんとなくの空気」に合わせてしまう。空気に合わせていては、気分転換が難しい。
個人ごとに休憩時間のカスタマイズ化は必要なはずだ。休暇と仕事の両立を目的としたワーケーションが普通になりつつあるこれからの時代、休憩力はもっと重要になるだろう。