はじめに【ファッションスタイルは自己表現だから】
ファッションの本質は、自己表現。自分の内面を表すひとつの方法です。他者を意識したTPOに合うデザインや、リラックスを考えたホームウエアデザインを身につけることとの大きな違いはそこにあります。そしてファッションとは、衣服に限らず、自分が過ごす空間にもあてはまります。
そんな空間に備えたいデザイン性の高い空気清浄機として注目されているのが、バルミューダ、カドー、クワイスの3つです。それぞれの空気清浄機としての特性とデザイン性、そこにあるストーリーを語ります。
バルミューダ 空気清浄機 The Pure
バルミューダは2003年に東京で設立されたクリエイティブとテクノロジーの会社。いわゆる家電ベンチャー企業です。シンプルでおしゃれながら高性能な家電を次々と発表しています。Webサイトでは、単に生活の不便さを解消する家電ではなく、驚きや感動、うれしくなる体験をもたらす家電の提供を考えている。とあります。代表である寺尾氏のプロフィールは、webサイトでも公開されており、以下のように記されています。
寺尾玄 プロフィール
1973年生まれ。17歳の時、高校を中退。スペイン、イタリア、モロッコなど、地中海沿いを放浪の旅をする。帰国後、音楽活動を開始。大手レーベルとの契約、またその破棄などの経験を経て、バンド活動に専念。2001年、バンド解散後、もの作りの道を志す。独学と工場への飛び込みにより、設計、製造を習得。2003年、有限会社バルミューダデザイン設立(2011年3月、バルミューダ株式会社へ社名変更)。同社代表取締役。著書「行こう、どこにもなかった方法で」(新潮社)出典:https://www.balmuda.com/jp/about/
みんなと同じことを目指すのではなく、みんなと違うことを目指すのでもなく、自分自身を目指す。その先に本当の驚きや感動があるように感じます。バルミューダーを一躍有名にしたのはスチームトースター(The Toaster)ですが、今回紹介するのは空気清浄機BALMUDA The Pureです。
シンプルなデザインはどんな部屋にも合うようにとの考えですが、シンプルだからこそ、空間全体をしっかり考えた部屋に置いてみたいものです。画像は空気が流れる部分に光を発するという発想は、まさに光によるアートを思わせるものです。
他の灯りが消えた部屋でほのかに光を発する場所があること。それは思いのほか、安心を感じることではないでしょうか。どんな住まいにも柱は必要です。バルミューダのThe Pureとはまさに「空気をきれいにする柱」なのでしょう。
写真はバルミューダ社のプレスキットより
確認はこちらから→AMAZON BALMUDA ストア
カドー 空気清浄機 AIR PURIFIER
カドーは、美しい”空気” と ”心地よい空気感” を創出するブランドであると、Webサイトのフィロソフィページに記されています。「圧倒的な技術力」とそれを活かす「美しいかたち」、この両軸を備えるのため、こだわりのモノづくりを大切にする企業です。設立は2011年で本社は東京です。社名である「カドー」は華道とフランス語のcadeau(贈り物)に由来しているそう。華道とは花や草木だけでなく、空間全体を豊かにする文化。デザイン家電であっても機能には決して妥協しないという企業姿勢を貫いています。元ソニーのエンジニアと元デザイン家電メーカーのデザイナーが組んで立ち上げた※1と聞けば、こだわりに頷けます。
出典:https://www.bcnretail.com/market/detail/20180226_52729.html
空気をデザインするとは空間そのもののことではないでしょうか。普段クラス空間は見えない空気を媒介として存在しています。見えないからといって無視することはできません。では、単に空気清浄機を使ってきれいにするだけでいいのでしょうか。そんな考えを製品から感じることができます。cadoの空気清浄機が自動車用から65畳タイプまでさまざまなタイプを揃えていることからも、そうした空気をデザインするという強い意志を感じます。
シンプルなデザインは、極限まで不要なものをなくして必要なものをいかに見せるかが大切になります。ある意味、それがプロダクトデザインの本質といえるものでしょう。デザインは、de+singの言葉で、もともとはサイン(象徴や標し)としてあるべきものを意味します。空気清浄機としてのあるべきデザイン。それがcadoなのかもしれません。
画像1-3はhttps://cado.comのニュースなどから部分的に改変
ご購入はこちらから→cado空気清浄機
サンスター 空間除菌脱臭機 QAIS
QAIS -air- 03(クワイスエアーゼロスリー)を発売するのはオーラルケアやビューティー用品で知られるサンスター。長年製品づくりに取り組んで来たこともあり信頼性は十分。クワイスの特長は、そのデザインにあると言えます。従来の空気清浄機(除菌脱臭機)は部屋の隅に置くなど床に直置きするものが多く、それを意識したデザインでした。
しかし、クワイスは、テーブルやチェストなどに置いても違和感のないドーナツ型のデザインで、しかも壁に掛けることができるのです。5種類の色で展開しており、質感のあるメタリック調で、ちょっとしたアート作品を思わせます。
ひとに優しくあるためにまるみをおびたフォルムをデザインのベースにしているのがクワイス。空気清浄機(除菌脱臭機)といえば、部屋の隅に置くものという常識を覆した斬新なデザインだからどこにでも置けます。外観をよく見るとパール調に光る塗装を施し、インテリアとしての格調も。重量も1.1kgと片手で持てるほどですが、見た目はもう少し重い感じがする重厚感があります。
持ち運びがラクなだけでなく、壁掛けができるのもクワイスの大きな特長です。ペットの臭いが気になる部屋でも床置きの空気清浄機だと風音にペットが驚いたり、いたずらして倒すことも考えられますが、壁にかけているなら安心できます。デザイン、使い方など、今までにない空気清浄機(空間除菌脱臭機)です。
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