はじめに
リスキリングとは、学び直しという意味。現在はデジタル人材になるための人材教育の意味を持ちます。本原稿はそんなリスキリングにおすすめの資格講座として第四次産業革命スキル習得講座（Reスキル講座）について解説しています。
デジタル人材の育成はリスキリングで
日本の企業がDXを進めるに際して避けて通れないのが、従業員をデジタル人材に再教育すること。これをリスキリングと呼んでいます。もともとリスキリング（reskilling）とは再教育や学び直しという意味ですが、世界でリスキリングといえばデジタルに関するスキルを新たに身につけることなのです。
そう聞くと専門家に限った話のようですが、実は日本では国民全体でのリスキリングを進める方向で動いています。生活や仕事などあらゆる場面でデジタル化が進んでいることから、今後は何をするにしてもデジタル化することが大前提になると考えられるのです。
小中学校からプログラミングの授業がはじまることを考えると10年後に働きはじめる新世代にとってはデジタルリテラシーを持っているのが普通になります。それに備えるには何らかの資格取得が有効です。リスキリングは官民挙げての取り組みであり、そこで指定されているのが第四次産業革命スキル習得講座、通称Reスキル講座なのです。
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第四次産業革命スキル習得講座（Reスキル講座）で資格取得を
今でも、デジタル化に関しては、基本的なリテラシーを備えるとともに業種や職域によってはさらに高度な知識を備える準備を進めるのが賢明です。
本原稿では、そんなリスキリングに関して、有効な資格を説明しているので。政府が認定している第4次産業革命スキル習得講座の情報も掲載しますので、企業、個人に関わらず、リスキリングの参考にしてください。国家資格に関しては、Reスキル講座の下にまとめています。
リスキリングの資格取得も目指せる、Reスキル講座（第四次産業革命スキル習得講座）とは
例えば、これからの時代は、顧客から仕事を請け負った場合「この仕事をデジタルで請け負うにはどうすればいい？」というところからスタートしますし、デジタルデータと併せて納品してほしいなどというオーダーが普通になることが予測されています。
それにはどうしてもDXに関わる知識が必要とされます。Reスキル講座（第四次産業革命スキル習得講座）とは、IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野で、社会人が高度な専門性を身に付けキャリアアップを図る、専門的・実践的な教育訓練講座として経済産業大臣の認定を受けたものです。提供するのは専門学校や企業、大学などで、講座は続々増えています。
Reスキル講座は最大70％の受講費用の支援制度がある
経済産業大臣が認定した教育訓練講座のうち、厚生労働省が定める一定の要件を満たし、厚生労働大臣の指定を受けた講座は、受講者に受講費用の最大 70％を支給 する「専門実践教育訓練給付金」の制度、もしくは受講者が所属する 企業に受講費用の最大 60％（一定の要件を満たす中小企業の場合）を支給 する「人材開発支援助成金」の制度を利用することができます。
リスキリングの資格は、プログラミングやAIのスキルの証明になる
プログラミングやAIのスキルを獲得するために専門学校で学ぼうとしてもネックになるのが受講料です。習う分野によって違いがあるとはいうもの数十万円はかかります。でも、支援制度を利用すれば、受講費用のうち最大で70％が支給されるので、意欲があればチャレンジしてもいいのではないでしょうか。ただし、給付金には一定の条件があるので、詳細は教育訓練給付制度をしっかりチェックしましょう。ちなみにAIやプログラミングだけでなく、他の資格でも使える制度があるので、資格取得や講座受講を考える際は、支援策をチェックするようにしたい。