はじめに
本コラムは、就活や転職時に役立つ情報をポイントとしてまとめています。就活や転職の準備をしている人におすすめします。1分程度で理解できる内容になっています。今回のテーマは「就職活動の情報を収集する場合の注意点」です。
就職活動の情報には定性と定量がある
就職したい企業を選ぶ際には、仕事内容や将来性など、業務内容を把握するとともに雇用条件や福利厚生のチェックは必須といえます。しかし、企業サイトにしても就職情報サイトにしても必ずしも全ての情報が掲載されているとは限りません。
給料や休日休暇など、定量的な情報は雇用条件として明示されています。しかし、実際の仕事に関しては定性的な内容になりがちです。また残業に関して最近では、裁量性などの導入もあり、不透明な部分もあります。
事前にしっかりと質問して、可能な限り明らかにすることが大切です。しかし、条件ばかりを確認して、自己PRがおろそかになるのも禁物です。グレーの部分であっても自分で受け入れ可能、あるいは会社に要望できる範囲など、自分なりに考えておきましょう。
就職活動の主な情報収集先
就職活動での情報収集方法は複数あります。ここでは主な情報収集先を紹介します。
●企業ホームページ
●就職情報サイト
●就職情報誌
●新聞や専門紙・専門雑誌
●就職セミナーや合同説明会
●企業訪問・インターン
トラブルを未然に防ぐ対策とは
就職情報に誤りがある、あるいは誤解して理解したままだと就職後にトラブルになることも考えられるので十分に注意しましょう。トラブルを防ぐためには人材紹介会社やハローワークなど第三者を通じた就職活動も考えられます。
●ハローワークや人材紹介会社などを通じた就職の場合、第三者のいる状態で就活を進めることが可能
●就職支援を行っている自治体、法人などを通じて就職活動をする場合は、働く側の立場に立ってアドバイスなどをしてくれるケースがある
●就職活動が未経験であれば、トラブルを未然に防ぐためにも就職サポートサービスなどに相談する
企業とのトラブルになった場合
労働組合などがしっかりしている会社であれば、労使間に問題が発生しても解決の糸口が見つかるかもしれませんが、そうでない場合は、早めに見切りをつけて退社する(明確な損害を受けた場合は別)、専門家に相談するなど対策を講じます。
ネットの普及により、就職活動に関する情報があふれている現代、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があります。第三者の意見やハローワークや民間の就職サポート企業、NPO法人などの就職支援サービスを上手に活用することも考慮しましょう。