副業には3つのスタイルがある
本記事では副業を始めるにあたって、事前に知っておきたい副業のストック型・フロー型・オペレーション型について紹介します。
副業をはじめる理由は人それぞれです。とにかくすぐにお金が必要だという人もいれば、終身雇用時代が終了したので、何か別の収入源を確保したい、あるいは将来に備えたい、何か楽しみながら収入を得たいなど、いろいろです。
でも、覚えておきたいのが副業にはいろいろな方法や考え方があるということです。これを知っていれば、単にお金を稼ぐだけでなく、将来の備えになったり、人生を楽しく有意義にすることも可能です。まず副業には大きく分けてストック型・フロー型・オペレーション型の3つがあることを覚えておきましょう。
ストック型は専門職など、将来の起業にもつながる
ストック型とは、その言葉通り、仕事の専門性を自分の中で蓄えてゆくことができる職種です。ライティングやプログラミング、webデザイン、コンサルティング、ハンドメイド作品、写真撮影、イラスト、翻訳など、枚挙にいとまがありません。
副業としてスタートして、最初のうちは、あまり稼ぐことはできないかもしれませんが、顧客が増えたり、質の高い業務を行うことで収入アップを図ることができます。専門性の高い仕事なら1件で数万円の案件も受けられますし、中には数十万円を超えることも可能です。
例えば、1件5万のプログラミングを月に2件すれば、それだけで10万円になります。ライティングでも1文字2円の単価が低い仕事でも、慣れれば1日1万字程度は書くことができます。日給2万円ですね。
また、本業よりも収入が多くなるようなら起業して独立することも可能です。
ストック型の副業の種類
資格や経験などにより社会的な信用が高い仕事で、経験を積むほどにスキルが高くなる職種です。
- プログラマー
- ライター
- デザイナー・イラストレーター
- 動画編集
- 翻訳・通訳
- フォトグラファー
- コンサルタント
- プランナー
- クリエイター
- 占い師
- アドバイザー
- 音楽関連の各種職種
- 有資格によりできる仕事
ストック型のメリット
●続けるほどにスキルが高まること
●時間当たりの収入が高額になる(自分で値段を決められる)
●集客を自分でできる
●将来起業や独立ができる
●生涯にわたって活用できる
ストック型のデメリット
●最初の頃は無収入、もしくは少額
●顧客の都合に振り回される
●勉強時間など、金銭的、時間的な投資が必要の場合がある
●顧客獲得を自分でしなければならない
フロー型は体力仕事など、時間や作業量単位で確実に稼げる
フロー型とはアルバイトや内職など、主に時間や作業量で収入を得る副業のタイプです。仕事が終わってから1-2時間程度で確実に収入を増やしたい、月に2回ほど土曜日に働きたいなど、自己都合で決めることができます。アルバイト情報から仕事を見つけられるので、比較的、すぐに副収入を得ることが可能です。
仕事終わりにカフェや居酒屋などでアルバイトをすれば、まかないが出るところなら食費を浮かすことができます。深夜ならお馴染みのコンビニ、運転代行なども代表的なところです。休日なら引っ越しやビル清掃などがあり、時間、曜日を決めてスケジュールに組み込めば、1ヶ月に10万円以上も可能です。また、最近ではUber Eatsなどの個人事業主として働くフードデリバリーの仕事もあります。
フロー型の副業の種類
- 内容が決まっているアルバイト
- 単調な内職の仕事
- ルーチンでできる仕事
- マニュアル通りで構わない仕事
- 時間給で昇給がほぼない
- 身体を使った仕事のうち単調なタイプ
フロー型のメリット
●時間、曜日など働き方が選べる
●稼げる金額がほぼ想定でき、予定が立ちやすい
●知識や経験がなくてもなくても始めやすい(体力勝負も可能)
●上司がいたり、マニュアルがあったり、仕事を覚えやすい
●さまざまな種類の職種がある
アルバイトをするなら、
フロー型のデメリット
●時間給などで支払われるため、スキルに見合った報酬にはなりにくい
●キャリアとして積みにくい(社会的な信用が得にくい)
●正社員と比較して福利厚生面で劣る
●シフトなどで収入の増減がある
●突然なくなる可能性がある
オペレーション型は投資による副業
オペレーション型で代表的な副業は、不動産や株式の運用、FXなどに投資して、資産を運用することです。不労所得などと揶揄する人もいますが、リスクがともなうので、全く知識経験がなくてできるものではありません。また、ローリスクもあればハイリスクもあるので、バランスを考えて取り組むことが重要です。
不動産投資は、お金がないとできないイメージがありますが、小さな物件から投資をはじめ、徐々に大きくすれば、20年後、30年後には驚くほどの資産になります。例えば、500万円でワンルームマンションを購入し、年間5%の運用実績が出たとしましょう。年間約25万円の収入になります。10年で250万円、20年で500万円です。例えば、運用収益を株の投資にまわすとうまくすれば、さらに大きな資金にすることが可能です。
お金や不動産を持っていなくても、親族などが経営する会社の役員になるというのもあります。日本は中小、零細企業があり、親族経営による会社は決して少なくありません。専従的な役員になるのは副業では難しいかもしれませんが、非常勤なら可能です。経営の勉強にもなります。こちらはオススメのFX会社です。
オペレーション型の副業の種類
- 株式投資
- FX投資
- 仮想通貨投資
- 不動産投資
- 企業経営(資本家)
オペレーション型のメリット
●運用が始まれば労力や時間を使うことが少ない
●資産形成として考えられるので将来の備えになる(年金対策)
●不動産や株など専門的な知識を身につけることができる
●社会的な信用を得ることができる
オペレーション型のデメリット
●投資の場合は元本割れをする場合がある
●あるていどのまとまった資金がないと始められない
●天災によって影響を受ける場合がある
●税金対策など、法律を知っておく必要がある
まとめ
副業の本質的なことを3つの視点で解説するとともに本業に転用できるスキルを紹介しました。
□副業におすすめの記事
クラウドソーシングで登録すべきサイトと仕事の注意点
Webライター初心者が仕事を得る5つの方法
SEOライターになる方法とは? キャリアプランを紹介