本記事ではキャリアアップにつながる資格や検定を紹介しています。キャリアアップとは今より収入を増やしたり、よりやりがいのあるポジションになったりすることです。
国家資格、認定資格、検定などを取得することは、もっとも単純かつ効果的なキャリアアップの方法です。将来のキャリアアップを見すえて、いろんな資格を取得したいと考えている人も多いのでないでしょうか。
そこで今回は国内に3000種類以上あるといわれる資格・検定から、キャリアアップだけでなく仕事や生活に役立つものを5つのジャンルから紹介します。
キャリアアップと資格の関係
キャリアアップと資格の関係は密接なものがあります。資格を取得することで、自分自身のスキルや知識を証明し、企業や業界での信頼度や価値を高めることができます。
また、資格取得によって、新しい職務やプロジェクトに携わる機会が増えたり、昇進や給与アップのチャンスが増えることもあります。
ただし、資格取得だけがキャリアアップに繋がるわけではありません。資格を取得しても、それを活かせる職務がない場合や、実務経験が乏しい場合は、キャリアアップには繋がりません。
また、企業や業界によっては、資格よりも実務経験やコミュニケーション能力などが重視される場合もあります。
そのため、キャリアアップを目指す場合は、資格取得だけにとらわれず、自分のスキルや経験を幅広く磨くことが大切です。また、キャリアアップのためには自己分析や目標設定、計画的なキャリア開発が必要です。
IT業界やDXを進める企業におすすめの資格
PCスキルの資格として有名なのはMOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）があります。大学在学中に取得したという人も多いのではないでしょうか。ここではさらに実践的なスキルの習得を目指した、情報技術関連の資格を紹介します。IT企業やDXによるリスキリングを進める企業で活躍したい人におすすめの資格です。
データサイエンティスト・AIエンジニア
デジタル社会に必須と言われるのが、ビッグデータを扱う職種です。それらの二大巨頭がデータサイエンティストとAIエンジニア。最近ではリスキリングという言葉に代表されるようにデジタルが扱える人材はどの企業も欲しています。
データサイエンティストやAIエンジニアに関しては、リスキリングにも興味のある方はAIエンジニアやデータサイエンティストになるにはをお読みください。
ITパスポート(iパス)
ITの基礎知識を備えていることを証明する国家資格です。情報技術関連の資格の初歩となる位置づけです。情報技術に関する仕事や部署で働きたい人はぜひ取得しておきましょう。
基本情報技術者
情報技術に関する基本的な知識やスキルの習得のほか、プログラムの設計や開発に関する知識・技能及び、それら一連のプロセスをマネジメントする能力を証明する国家資格です。プロジェクトリーダーや管理職など、役職に就くまでに取得しておきたい資格といえます。
応用情報技術者
基礎情報技術者のさらに高度な技能が求められる国家資格です。応用的知識や技術に加え、情報技術を活用した戦略立案などの能力も要求されます。ITだけでなく、経営にまつわる環境分析や経済の動向など、経営者的な素養も必要となります。
上記で挙げた3つは、エンジニア系の国家資格です。「そこまで専門知識はいらないが、でもITを仕事に活かしたい」という人には、ウェブ解析士という認定資格があります。ウェブ分析のスペシャリストを養成するための資格で、主にマーケティング分野で重宝されています。
□ ITパスポートは、IT関連の業界で働くならぜひ取得したい国家資格
□ 基本情報技術者は、マネージャー職以上で働くときに取得したい国家資格
□ 応用情報技術者は、組織のリーダー職に就いた際に活かせる国家資格
社会には資格検定があり、必要に応じて取得するのがベスト。でも、中にはあなたの知らない資格があるかもしれません。そんな方は、いくつでも受け放題のオンライン講座を受けてみてはいかがでしょう。【オンスク.JP】
の「ウケホーダイ」には、上記のITパスポートをはじめ全40講座以上が月額定額で受講し放題のWEBサービスです。
金融関連から財務関連まで幅広く活躍できる資格
金融関連から財務関連の業務まで幅広くカバーできるのが会計や資産に関わる仕事です。日々の暮らしにもお金はつきものですから人生全般をより良くするために活かせるのが、ファイナンシャル系の資格の魅力です。
ここでは代表的な資格を3つ紹介します。これらの資格取得を考えるならおすすめはLECの通信講座
です。独立開業も目指しやすい資格です。
ファイナンシャルプランナー
相談者が夢や目標を叶えられるように、経済的な面からサポートするのがファイナンシャルプランナーの仕事です。金融、税制、ローン、保険、年金など、家計に関わる幅広く専門的な知識が求められます。
税理士
確定申告の書類作成および承認申請や税務調査の立ち会いなど、税金に関する各種相談に対応するのが税理士です。財務書類の作成や会計帳簿の記帳代行など、会計士の業務と重なる部分も少なくありません。
公認会計士
公認会計士の主な業務は諸表監査や内部統制監査などです。税務や会計にまつわる仕事のため税理士と混同されがちですが、税理士は「税務」、会計士は「監査」を役割にしています。
ファイナンシャル系の資格は人生全般に役立てることができる
ファイナンシャルプランナーには家庭経済のあらゆる知識が求められる
税理士は「税務」、公認会計士は「監査」が主な役割
公務員や法務関連、不動産業界に生かせる資格
法務関連では弁護士や裁判官などが有名ですが、ここでは会社勤めでも活かせる国家資格として行政書士や独立も視野に入る司法書士を紹介します。
行政書士などの勉強は、公務員試験にも生かせる内容ですし、司法書士は不動産業界などでも生かせます。
これらの難関資格取得を考えるならおすすめはLECの通信講座
です。
行政書士
官公署に提出する許認可などの申請書類の作成および提出手続きの代理が主な役割です。遺言書の作成や事実証明書、契約書の作成にも携わります。許認可の申請業務や契約書の作成はどの業種でも活かせるスキルでしょう。
司法書士
司法書士は裁判所や警察庁、法務局に提出する書類の作成代行や、登記手続きの代行を主に行います。土地建物や法人の登記など、不動産業や飲食業で特に重宝される資格です。相続や債務整理に関する業務にも携わるため、プライベートでも役立つでしょう。
- 許認可や契約書作成を行う行政書士は、さまざまな業界で重宝される
- 登記や相続、債務整理に関わる司法書士のスキルは公私ともに役立つ
起業やコンサル業界で役立てる資格
経営者は経営課題を解決し、自社のビジネスを常に正しい方向に導く力が求められます。また、管理職なら組織マネジメントの能力が不可欠です。ここではそれらに関する資格を紹介します。これらの資格取得を考えるならおすすめはLECの通信講座
です。
これから起業したりコンサル業界で活躍したいなら考慮すべき資格といえるでしょう。
中小企業診断士
中小企業の経営課題に対する診断や助言を行うための国家資格が中小企業診断士です。ヒト・モノ・カネ・情報・法律・外部環境から構成される経営資源を的確に分析・分配する能力が求められます。企業コンサルタントの多くが、この資格を取得しています。つまり、経営者自らが取得していれば、外部コンサルタントを招聘する必要がなくなるかもしれません。
コーチング資格
コーチングとは、知識やノウハウの伝達を主とするティーチングに対して、自分で考え、行動することをうながすことに主眼を置いた人材育成の手法です。モチベーションや可能性を引き出すことで自走型の人材を育てます。日本のビジネスシーンでは2000年頃から徐々に認知されてきました。国際コーチ連盟（ICF）や一般財団法人生涯学習開発財団などが認定資格をつくっています。働き方改革により生産性の向上が重要視される現代のビジネスシーンでは、管理職に必須のスキルといえるかもしれません。
- 中小企業診断士の資格取得で、自社の経営をより客観的に分析可能に
- 生産性の向上に向けて、管理職ならコーチングのスキルはおさえておきたい
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旅行業界や海外取引の多い企業で役立てる資格
語学力は国内で活動する会社なら必要ないと思われがちです。しかし、自分が務める会社が将来的に海外へと事業を展開するかもしれません。
もちろん（コロナ禍で停滞しているとはいえ）海外からの旅行者や移民も増えて、国内ビジネスでも海外の人と接する機会は多くなるでしょう。特に英語は、まず間違いなくビジネスに役立ちます。
英語がビジネスに必ず役立つわけ
仮に、海外の人と接することが絶対にない職業があったとします。それでも英語のスキルは仕事に役立つと断言できます。その理由は、収集できる情報量が格段に増えるからです。論文や統計といった資料の多くは英語で記されています。情報を制すものが戦いを制すというビジネスの基本を鑑みると、世界中の資料にアクセス可能になることは非常にメリットがあります。
英語関連の代表的な資格
□ TOEIC・・・多くの企業が採用しており、就職時にスコアを求められるケースがある。
□ TOEFL・・・留学や海外への進学の目安になっているケースが多い検定。
□ IELTS・・・イギリスを中心に学校や機関など、世界的に採用されている。
□ 実用英語技能検定（英検）・・・・日本国内で語学力の目安とされている検定。
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ものづくりの世界で存在感を増す中国語
英語以外の言語では、中国語とスペイン語がおすすめです。
世界の工場と呼ばれる中国は、ものづくり大国である日本には欠かせない存在です。また、「中国製造2025」という国家計画を立て、半導体をはじめとした先端技術産業に注力しはじめた今後、中国語の運用能力が役立つ機会はますます増えるでしょう。
世界の工場と呼ばれる中国は、ものづくり大国である日本には欠かせない存在です。また、「中国製造2025」という国家計画を立て、半導体をはじめとした先端技術産業に注力しはじめた今後、中国語の運用能力が役立つ機会はますます増えるでしょう。
中国語関連の代表的な資格
□ HSK・・・・中国政府認定の中国語資格で、世界で公的証明として活用できる。
□ 中国語検定・・・略称中検は、主に日本語を母語とする中国語学習者を対象とする。
□ TECC・・・中国語によるコミュニケーション能力を測定する検定。
□ 全国通訳案内士試験（国家試験）・・・中国語だけでなく、世界各国の語学が対象。
潜在的な可能性を秘めるスペイン語
スペイン語は、中国語、英語についで世界で一般的に使用されている言語です。スペインのほか、北中南米の新興国で使用されています。このラテン系の新興国も今後の経済発展が期待されています。つまり、スペイン語は潜在的な可能性を秘めている言語といえるでしょう。
スペイン語関連の代表的な資格
□ DELE・・・スペイン語を母国語としない人々のスペイン語能力を測るテスト。
□ スペイン語技能検定（西検）・・・公益財団法人日本スペイン協会が行う検定。
- 英語の習得でアクセス可能な情報量が激増する
- 製造系の業界なら中国語は今後ますます重要に
- 将来性を見すえるとスペイン語も狙い目
おわりに
今回挙げた資格の他にも、日商簿記検定やビジネス実務法務検定、社会保険労務士など、仕事に役立つ資格はたくさんあります。ファッション業界では色彩検定、小売業界ではPOP検定など、業界によって有益な資格もさまざまでしょう。自分が目指すキャリアに合わせて資格を取得し、キャリアアップにつなげましょう。
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