実際にアプリを試して厳選
素早い情報収集が求められる現代、速読スキルが注目を集めています。本記事では、速読トレーニングに役立つアプリを目的別に3つ厳選。筆者がいろんなアプリを試して選んだので、速読トレーニングに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。なお、本記事で取り上げているアプリはすべてiOSとAndroidの両方に対応しています。
「瞬間速読」で速読の基礎を身につける
瞬間速読は、さまざまな文学作品で速読を鍛えることができるアプリです。このアプリが優れているのは、文章が区切って表示される点です。つまりどういうかというと……次の動画をご覧ください。
この文章をきちんと並べてみると、次の通りになります。
私はわざわざ真冬に旅行に出かけたが、極寒の北海道でめちゃめちゃデカいアイスを食べて、あまりの冷たさにお腹を壊したことしか覚えていない。
そのままの文章よりも、区切られてあるほうが、内容が頭に入ってきやすいと体感いただけたのではないでしょうか。「文章を瞬時に理解できなきゃ、速読の意味がないんじゃ……?」と思うかもしれませんが、まずはとにかく速読に慣れることが大切なのです。文字が流れるスピードも、自由に細かく変更できるので、速読がはじめてという方でも心配ありません。
そして個人的に嬉しいのは、名作の種類が豊富なところ。国内外の計137作品を楽しみながら、速読トレーニングに取り組むことができます。夏目漱石や芥川龍之介らの超有名作品はもちろん、『日本国憲法』『般若心経』などの変わり種があるのもおもしろいです。
「flier」は速読の実践に使える
本の要約サービスflierフライヤーは本の要約アプリです。速読トレーニング用に開発されたアプリではありませんが、速読を実践してみるのにちょうどいい文章量です。ビジネス書や自己啓発書を中心に、計1,000冊以上もの話題書の要約を閲覧することができるので、速読力をアップさせたいビジネスパーソンにもぴったり。読む前に「本書の要点」で内容を掴めるので、文章理解に労力を費やすことなく、速読トレーニングに集中できるのも良い点だと感じました。
ただし、1冊すべての要約を読むには有料プランへのアップグレードが必要です。無料でも途中までは読むことができるので、読み放題のゴールドプランは月額2,200円、月5冊まで閲覧可能なシルバープランは月額550円ですが、これだけの書籍を読破できると考えれば妥当といえるのではないでしょうか。
「StudyNow」で英語速読に挑戦
StudyNowは、英語で国内外のニュースを読むことができるアプリです。日本語だけでなく英語でも速読力を鍛えたいなら、使わない手はないと思います。ワンタップで和訳を表示させることもでき、末尾には熟語・単語リストもあるので、英語に自信がなくても使いやすいのが特長。わからない単語があれば、単語帳機能を使って記録するだけで、一目で復習できるのもかなりありがたいです。同じ速読とはいえど、英語だとなんだか敷居が高く思えてしまいますが、39にのぼるカテゴリーから興味のある記事を選べるので、英語学習も捗りますよ。
まとめ
- まずは「瞬間速読」で基本的な速読スキルを身につける
- 速読を実践するなら「flier」の短め文章から
- 慣れてきたら「StudyNow」で英文速読にも挑戦
アプリだと気軽に学習できるので、速読トレーニングを継続しやすいという利点もあります。また、本記事で紹介したものは「文学作品を楽しめる」「ビジネス書や自己啓発書に学べる」「国内外の時事問題に触れられる」と、速読以外の自己研鑽も叶うものばかり。どれも、効率良くスキルアップしたい方におすすめです。