かつてストックフォトは、イメージ写真を有償で利用するものでしたが、無料で利用できるストックフォトも随分と増えています。ストックフォトサイトも世界各国で立ち上がっているようで、使いようによっては、ビジネス、プライベートの趣味などに役立ちます。
いつも使っているストックフォトサイト以外にどんなサイトがあるのかといろいろ調べてチョイスしたのが、今回の50選です。最近は商用でもフリーが増えましたが、版権は放棄していないことがあるのでその点もしっかり注意しましょう。
- ストックフォトとは
- ストックフォトを利用するときの注意点
- ストックフォトサービスをビジネスで使う際の注意点
- ストックフォト紹介
- o-dan
- Foodiesfeed
- Shutterstock
- Adobe Stock
- Getty Images
- iStock by Getty Images
- 123RF
- Dreamstime
- Bigstock
- Depositphotos
- Can Stock Photo
- Stocksy
- Cavan Images
- Offset
- Pond5
- Fotolia (現在Adobe Stockの一部)
- Creative Market
- Yay Images
- Unsplash
- Pexels
- Burst by Shopify
- PicJumbo
- StockSnap.io
- LibreStock
- Negative Space
- FOCA
- SplitShire
- Death to Stock
- Stockvault
- EyeEm
- 500px
- Twenty20
- AMANA IMAGES (AMAna)
- 47FIND
- Photozou (フォト蔵)
- PAKUTASO (パクタソ)
- Pixabay
- Reshot
- Skitterphoto
- Life of Pix
- Picography
- ISO Republic
- FreeStocks.org
- Kaboompics
- Stocklib
- FreeImages
- Snapwire
- Superfamous Studios
- Little Visuals
- Styledstock
- コラム:肖像権の確認で自治会の会合へ
- おわりに
ストックフォトとは
ストックフォトは、プロの写真家だけでなく、アマチュアカメラマンも含めた多くの人々が撮影した写真を集めたものです。これらの写真は、商用利用(広告、ウェブサイト、プレゼンテーションなど)や非商用利用(個人的なプロジェクト、学術的な作品など)に広く用いられます。
また、ストックフォトは有償で提供されることが多いですが、無料で提供される場合もあります。無料のストックフォトサービスでは、多くの場合、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で写真が提供され、特定の条件下で自由に使用できます。
各ストックフォトサービスには独自のライセンス規定があり、写真の使用許諾の範囲が明確にされています。このため、写真を使用する前には、そのライセンス条件をしっかりと確認することが重要です。
ストックフォトを利用するときの注意点
ストックフォトを利用する際にはいくつかの注意点があります。以下に主要なポイントを挙げてみます。
ライセンスの確認
- 商用利用可否: 写真が商用利用可能かどうかを確認してください。
- 再販の可否: 写真をそのまままたは加工して販売することが許可されているか確認が必要です。
- クレジット表記: 著作者の名前を表示する必要がある場合があります。
用途と合致
- 品質: 印刷用途や大きな画面での表示には高解像度(350dpi以上)の写真が必要です。
- 関連性: 使用する写真がプロジェクトやメッセージと関連しているか確認しましょう。
法的リスク
- 肖像権: 人物が写っている写真を使用する場合、その人物の肖像権に注意が必要です。
- 商標・著作権: ロゴや特定のデザイン、建築物などが写っている場合、それらの商標や著作権にも注意が必要です。
サービスの信頼性
- 提供元: 知名度のある、信頼性の高いストックフォトサービスを利用することが推奨されます。
その他
- 排他性: 他の企業や競合他社が同じ写真を使用していないか確認することもあります。
- 多様性: 表現する内容が多様性を尊重しているかも重要なポイントです。
以上のような点に注意を払い、計画的にストックフォトを選び、利用することが重要です。
ストックフォトサービスをビジネスで使う際の注意点
ストックフォトサービスをビジネス用途で使う際には、競合対策も考慮に入れる必要があります。以下にその点をまとめてみます。
独自性の確保
- 排他的ライセンス: 可能であれば、排他的ライセンスを取得して、競合他社が同じ写真を使用するのを防ぐ。
- カスタム撮影: ストックフォトサービスがカスタム撮影を提供している場合は、独自の写真を作成することを検討。
競合調査
- 使用例の確認: 競合が同じストックフォトをどのように使用しているか調査。
- リバースイメージサーチ: Googleなどのリバースイメージサーチ機能を用いて、同じ写真がどこで使われているか確認。
法的側面
- 商標・著作権: 競合企業が商標や著作権で保護されている要素を含む写真を使用していないか確認。
信頼性と透明性
- 提供元: 信頼性の高いサービスを選ぶことで、競合企業とのトラブルを避けられます。
問い合わせ可能なサービス
- カスタマーサポート: 問い合わせが可能なストックフォトサービスを選ぶことで、疑問や問題が生じた際に迅速に対応できます。
どこに使われているか確認できるサイト
- アマナイメージ:コンテンツの使用に関して各種相談ができます。
- Getty Images: このサービスでは、特定の写真がどこで使用されているかを追跡するオプションがあります。
- Shutterstock: 企業向けプランでは、写真の使用状況を追跡する機能があります。
以上のような点を考慮して、ストックフォトを選ぶと、競合と差別化を図ることができます。特に、どこに使われているかを追跡できるサービスを利用すると、より効果的な競合対策が可能です。
ストックフォト紹介
ここで紹介するストックフォトは検索で見つけたサイト、以前から利用していたサイトなど、さまざまなストックフォトサービスのサイトを取り上げています。無料、有料取り混ぜて世界各国のサイトになっております。それぞれの利用条件は異なりますので、サイトで確認していただけますでしょうか。また、ストックフォトは買収や廃止が結構頻繁にありますので、最低限の情報のみを紹介しています。
o-dan
特長:無料で使えるストックフォトサービスを見つける検索サイト。複数の無料サイトからピックアップしてくれます。
Foodiesfeed
特長:食品やスイーツが多いサイト。広告や有料のストックフォトへのリンクがあるので、その点は注意が必要です。
Shutterstock
特長: 高品質の写真、ビデオ、音楽を提供する大規模なプラットフォームで、広範囲のカテゴリーがあります。
Adobe Stock
特長: Adobeの製品と統合されており、高品質の画像、ビデオ、3Dアセットを提供しています。
Getty Images
特長: 豊富なストックフォトとビデオライブラリを提供し、報道写真や特別なコレクションもあります。
iStock by Getty Images
特長: 世界中からの広範な写真コレクションを提供し、教育割引も利用できます。
123RF
特長: 多くの異なるフォーマットのストックフォトを提供し、企業向けのソリューションもあります。
Dreamstime
特長: コミュニティベースのアプローチを採用し、多くの独占的なコンテンツを提供しています。
Bigstock
特長: 利用しやすく、多くの高品質のストックフォトとビデオを提供しています。
Depositphotos
特長: 多くの言語で利用でき、広範囲のカテゴリーから選択できるストックフォトを提供しています。
Can Stock Photo
特長: 速く、安く、プロのストックフォトを提供しており、日々新しいコンテンツが追加されます。
Stocksy
特長: アーティスト所有の協同組合であり、公平な報酬を提供しながら高品質のコンテンツを提供しています。
Cavan Images
特長: 独占的なストックフォトとビデオを提供し、ストーリーテリングに焦点を当てています。
Offset
特長: Shutterstockのプレミアムコレクションで、高品質の写真とイラストを提供しています。
Pond5
特長: ビデオ、音楽、サウンドエフェクトなど、多くの異なるメディアタイプのストック素材を提供しています。
Fotolia (現在Adobe Stockの一部)
特長: Adobe Stockに統合され、Adobe Stockのリソースを利用して高品質のコンテンツを提供しています。
Creative Market
特長: デザイナーとアーティストが自身の作品を販売できるマーケットプレイスです。
Yay Images
特長: ストリーミング技術を利用して、ウェブサイトやブログに直接画像を埋め込むことができます。
Unsplash
特長: 高品質のストックフォトを無料で提供しており、コミュニティからの寄付によって運営されています。
Pexels
特長: 高品質のストックフォトとビデオを無料で提供しており、クリエイティブなプロジェクトに利用できます。
Burst by Shopify
特長: Shopifyによって提供される無料のストックフォトサービスで、特にeコマースウェブサイト向けの高品質の写真が揃っています。
PicJumbo
特長: デザイナーやブロガー向けに高品質の無料ストックフォトを提供しています。
StockSnap.io
特長: 高解像度のストックフォトを無料で提供し、週に新しい写真が追加されます。
LibreStock
特長: さまざまなストックフォトサイトから写真を検索できるメタ検索エンジンです。
Negative Space
特長: 高品質の無料ストックフォトを提供しており、週に新しい写真が追加されます。
FOCA
特長: 高品質の無料ストックフォトとビデオを提供しています。
SplitShire
特長: 無料で高品質のストックフォトを提供しています。
Death to Stock
特長: 月額サブスクリプションで高品質のストックフォトとビデオを提供しています
Stockvault
特長: デザイナー、写真家、アーティストからの無料のストックフォトを提供しています。
EyeEm
特長: 世界中の写真家からの写真を提供しており、写真家とブランドを結びつけるプラットフォームとしても機能しています。
500px
特長: 写真家コミュニティとしても知られるこのサービスは、高品質のストックフォトを提供しています。
Twenty20
特長: ユニークなストックフォトを提供するサービスで、リアルな写真を提供しています
AMANA IMAGES (AMAna)
特長: 日本のストックフォトエージェンシーで、多くの高品質の画像を提供しています。
47FIND
特長: 日本の47都道府県の美しい景色や観光地を紹介するストックフォトサービスです。
Photozou (フォト蔵)
特長: 日本の写真共有サービスで、ユーザーが自身の写真をアップロードして共有できます。
PAKUTASO (パクタソ)
特長: 日本の無料写真素材サイトで、商用利用も可能な高品質の写真を提供しています。
Pixabay
特長: 高品質の写真、ベクター画像、アートイラストを無料で提供しています。
Reshot
特長: 独自の無料ストックフォトを提供しており、特にスタートアップやフリーランサー向けに設計されています。
Skitterphoto
特長: すべての写真がパブリックドメインであり、誰でも自由に使用できます。
Life of Pix
特長: 高品質の無料ストックフォトを提供しており、週に新しい写真が追加されます。
Picography
特長: 高品質の無料ストックフォトを提供しており、商用利用も可能です。
ISO Republic
特長: デザイナーとマーケター向けの高品質の無料ストックフォトを提供しています。
FreeStocks.org
特長: 高品質の無料ストックフォトを提供しており、商用利用も可能です。
Kaboompics
特長: 特にブロガーとウェブデザイナー向けに設計された無料の高品質ストックフォトを提供しています。
Stocklib
特長: 有料のストックフォトサービスで、広範囲のカテゴリーから高品質の写真を選ぶことができます。
FreeImages
特長: 多くのカテゴリーから選べる無料のストックフォトを提供しています。
Snapwire
特長: プロの写真家からの高品質の写真を提供しており、特定のプロジェクトに対するカスタムショットも可能です。
Superfamous Studios
特長: Folkert Gorterによって提供される高品質の写真を提供しており、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で利用できます。
Little Visuals
特長: 高品質の無料ストックフォトを提供しており、週に新しい写真が追加されます。
Styledstock
特長: ファッションやスタイル系の写真が多いストックフォト。食品でオシャレな写真もあります。
コラム:肖像権の確認で自治会の会合へ
ある教育系企業のイメージビジュアルで二宮金次郎像の写真を使うことになりました。昔はどこの小学校にもあったお馴染みの銅像です。フリー素材集でもあちこちありますね。
写真の著作権はサイトへコンタクトして、カメラマンを確認すればいいのですが、問題は二宮金次郎像の所有者です。完全なフリー素材は、なかなかカメラマンとコンタクトがとられないと思い大手のストックフォトサイトの写真を使用することにしました。サイトを通じてカメラマンに連絡したところ、写真は某山奥の道端で撮ったことがわかりました。
そして、肖像権の確認は取っていないこともわかりました。肖像権の了承を得るためストックフォト会社へ連絡しましたが、調査に時間もお金もかかるとの返答。たまたま、知っていた某山奥だったので、周辺の地理を調べて、場所を特定し、金次郎像の所有者を割り出しました。
自治会が何十年も前からその二宮金次郎像を管理していたのです。そして、掲載許諾を得るために自治会の寄り合いで話すことになりました。大手の企業が使うといえば、使用料とか言われるかと思いましたが、予算が厳しいことを伝えて、なんとか無償で肖像権の許諾を得ることができました。
大手ストックフォトサイトでも、肖像権確認がなされているとは限りません。ビジネスで使うならその点はしっかり、確認しましょう。
おわりに
各サービスは独自の特長を持っており、異なるニーズに対応する多くのストックフォトを提供しています。また, いくつかのサービスは無料で利用できる一方で, 他のサービスは有料のサブスクリプションを提供しています。このリストは最もポピュラーなサービスの一部をカバーしています。