はじめに〜ライターのなり方とは〜
Webコンテンツを書くWebライターや広告の文章を書くコピーライター、または企業や芸能人を取材して雑誌やPR誌に寄稿する取材ライター、さらには本を編集するブックライターなど。このコーナーでは、そんなライターになる記事をまとめています。
未経験者がライターになる方法とは
筆者はコピーライター・ライター・編集者として30年のキャリアを積んでいます。これまでに数多くのライターや編集者と関わってきました。そんな経験から知ったライターのなり方をご紹介します。
コピーライター
コピーライターとは、広告や販売促進の文章を書く仕事です。コピーライターになるには、新卒で広告代理店や広告制作会社、SPエージェンシー、印刷会社に入社してクリエイティブ部門に配属されるのが一般的です。一般企業の広報や広告部門でもコピーライターになることは可能です。転職でコピーライターになるのは、難しいと考える方もいるかもしれませんが、宣伝会議のコピーライター養成講座で金の鉛筆をとりまくるとか、自分で文章見本のポートフォリオを作成するなど、自分をプレゼンテーションする準備をしっかりしておけば、中途採用の道はないとは言えません。業界の求人は経験3年以上が標準ですが、必要なスキルは広告の文章が書けるということです。また、最近ではWeb関連の知識に長けているなど、別のスキルがあれば、採用担当者に興味を持ってもらえます。
Webライター
Webライターは目指しやすいライターです。クラウドソーシングで未経験募集がかなりの数であるからです。Webライターになるにはまず クラウドソーシング「ランサーズ」 やクラウドワークス に登録することがスタートです。そこで募集されているWebに関するコンテンツのライティングが主な仕事になります。対象ジャンルは、芸能人、占い、恋愛、マネー、趣味など多彩ですが、1文字1円、もしくはそれ以下の場合もあり、未経験者が時給で1000円以上稼ぐのは難しいのが現実です。しかし、SEOの知識やマーケティング 、何か専門的な知識を持っている場合は、それを生かすことで1文字3円以上、稼ぐことができます。企業案件など、取材や打ち合わせを伴う仕事では、1記事(もしくは1案件)3万〜5万など高額な報酬もあります。
編集系ライター
ここでいう編集ライターとは、雑誌やミニコミ、あるいは書籍などで活躍するライターです。編集系ライターになるには、新卒の場合は出版社、編集プロダクション、広告制作プロダクション、新聞社(業界紙含む)などへ就職するのが一般的にです。また、企業の広報部門などで、社内報や社史の編集に携わり経験を積むことができます。編集系ライターはフリーランスで働く人が多く、なかには、なんとなくライターになってしまったという人も少なくありません。ミニコミ誌などで寄稿したり、ブログが編集者の目に止まったり、お小遣い稼ぎでしていた仕事がいつのまにか本業になったというケースです。
まとめ
コピーライター、Webライター、編集系ライターの3つのライターのなり方について書きました。ここで掲載している原稿ではさらに詳しく書いていますのでぜひご覧ください。